YOUは何しに日本へ?①
あの番組、最近観てないなあ。
まあ今回書きたいのはそんなことではなく、ある人物が日本に来た理由をちょっくら考えて見たいと思います。
内容的に対話形式のほうがいいので今回はゲストに来てもらっています。「たか子」ちゃんです
たか子ちゃんこんにちは
こんにちは!今日は何を話すんですか?
今日はこの人が日本に来た理由をちょっと考えて見るよ
楽しみ!誰だろう?
今日考えるのはこの人、「フランシスコ・ザビエル」さんです。
この人知ってる!ひっくり返すとペンギンになる人!
そうだね笑
ひっくり返して点を2個つけるとペンギンになるっていうのは、教科書落書き業界では有名みたいだね
「あんまり覚えてないよ」って人はここで簡単におさらいしておこうね
今日はこの人、ザビエルがなぜ日本に来たのかを考えてみるよ
ザビエルが日本に来た理由ってキリスト教の布教のためじゃなかったっけ?
よく知ってるね!たしかに「ザビエルが日本に来た理由は?」と聞いてみんなが真っ先に思い浮かべるのは「キリスト教の布教」だろうね
学校ではそう習ったよ!違うの?
どうだろうね?それを確かめるために本人がどんなことを言っているか見てみようか
1549年の、この4月に私はトーレスという神父と一緒に日本に行くことに決めました。私の考えでは、あの地方は私たちの信仰が大いに増大するに違いありません。当地方(インド)では今年神父たちが到来し、私はあまり必要とされませんし、当地方に私が居なくても大丈夫になるからです。
これを見ても、やっぱりザビエルはキリスト教を布教するために日本に来ているっぽいよ?
そうだね、でもこの資料を見てみると、どうやらザビエルはいきなり日本に来たわけではなさそうだね
うん!インドにいたって書いてある!
そうだね、ザビエルはヨーロッパからいきなり日本に来たんじゃなくって日本に来る前はインドなどのアジア地域にいたんだ
じゃあザビエルはどうしてアジアに来たんだろう?
日本に来た理由と同じでキリスト教の布教のためじゃないの?
どうだろうね、じゃあまた当人たちが何を言っているか見てみようか
ポルトガル国王が以下のことを知らせてきた。
喜望峰(ヨーロッパからアジアへ向かう際に通るアフリカの岬)の向こうにあるインディア地方や村々において(これらの地方は国王ジョアン3世の支配下にある)キリストへの信仰が近頃、受け入れられるようになってきた。ところがその信仰の知識がいまだに心に浸透していない人々は嘘の異教的な事を言って、新たに改宗した人々を堕落させようとしている、と。
我々は牧者としての責務ゆえに大いに心を込めて信仰の拡大と保持に努め、また我々に託された、弱い群れを守り、彼らの信仰心を強め、どう猛な狼の牙から彼らを守らなければならない。
ちょっと難しいけど、「信仰の拡大と保持に努め」って言ってるし、やっぱりキリスト教の布教のためにアジアに来たんじゃないかな?
そうだね、どうやらザビエルは教皇から「信仰の拡大と保持」という任務を受けてアジアに派遣されたみたいだね
ということは、やっぱりザビエルがアジアや日本に来た理由は「キリスト教の布教」ってことみたいだね
え~!結局そうなの~!?
でもね、ここで1つ気になる資料があるんだ
気になる資料?
うん、実はザビエルに対してポルトガルの王様がなんだか不思議な手紙を送っているんだ
ちょっと見てみようか
2~3年以来、あなたの手紙を受け取っていない。
今回も、到着した船であなたの手紙を受け取れず私はとても失望している。
それゆえ、あなたに切に願うのであるが、常に私に手紙を書き、私たちの主への奉仕に関することを報告するように。
国王がザビエルからの手紙をすっごく楽しみにしているね
なんだか恋する乙女みたい✨
そうだね、恋する乙女(というより束縛のきつい恋人?)みたいだね
じゃあどうして国王はザビエルからの手紙を楽しみにしていたんだろう?それってどんな手紙だったんだろう?
えぇ~?なんでだろう?
もうしかして、国王もキリスト教信者だったんじゃないかな?きっとザビエルからの手紙は「アジアでキリスト教信者が増えてます!」って報告する手紙で、キリスト教信者の国王は「世界中に僕の仲間が増えてる!」って喜んだんじゃないかな?
なるほどね!じゃあ次回は国王が楽しみにしてたザビエルからの手紙を見てみるところから始めようか
は~い!
~続く~
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